名前

ST_SetEffectiveArea — Visvalingam-Whyattアルゴリズムを使って有効範囲となる個々の頂点を置きます。

概要

geometry ST_SetEffectiveArea(geometry geomA, float threshold = 0, integer set_area = 1);

説明

Visvalingam-Whyattアルゴリズムから有効範囲となる個々の頂点を置きます。有効範囲はジオメトリのM値として格納されます。任意引数である第2引数を使うと、しきい値以上の有効範囲となる頂点だけで構築されるジオメトリを返します。

この関数は、しきい値を使うことでサーバサイド簡略化に使えます。もう一つの任意引数はしきい値を0にする際に使用します。この場合、完全なジオメトリを得ますが、クライアントが非常に高速に簡略化するために使うM値として格納している有効範囲を持っています。

(MULTI)LINEと(MULTI)POLYGONとで実際に動作をしますが、どのような種類のジオメトリでも安全に呼ぶことができます。簡略化はオブジェクトごとに行われるので、ジオメトリコレクションでこの関数を呼ぶことができます。

[注記]

返されるジオメトリは単純性 (ST_IsSimple参照)を失うことがあります。

[注記]

トポロジは保存されているとは限らず、不正なジオメトリを返すことがあります。トポロジを保存するにはST_SimplifyPreserveTopologyを使います。

[注記]

出力ジオメトリは、入力時に持っていたM値の情報の全てを失います。

[注記]

この関数は3次元を扱います。第3次元は結果に影響を与えます。

Availability: 2.2.0

ラインストリングの有効範囲の計算。しきい値を0にしているので、入力ジオメトリの全ての頂点が返ります。

select ST_AsText(ST_SetEffectiveArea(geom)) all_pts, ST_AsText(ST_SetEffectiveArea(geom,30) ) thrshld_30
FROM (SELECT  'LINESTRING(5 2, 3 8, 6 20, 7 25, 10 10)'::geometry geom) As foo;
-result
 all_pts | thrshld_30
-----------+-------------------+
LINESTRING M (5 2 3.40282346638529e+38,3 8 29,6 20 1.5,7 25 49.5,10 10 3.40282346638529e+38) | LINESTRING M (5 2 3.40282346638529e+38,7 25 49.5,10 10 3.40282346638529e+38)

                

関連情報

ST_SimplifyVW