名前

ST_SquareGrid — 引数ジオメトリの境界を完全にカバーするグリッド正方形とセルインデックスを返します。

概要

setof record ST_SquareGrid(float8 size, geometry bounds);

説明

平面の正方形タイルの概念から始まります。与えられた平面SRSとエッジサイズに対して、SRS原点から始まり、一意の平面の正方形タイル(SRS, Size)が一つ存在します。この関数は、与えられたタイル(SRS, Size)内のグリッド内のどのタイルが与えられた境界とオーバラップするかという問題に答えを出します。

出力正方形のSRSは境界ジオメトリのSRSです。

正方形の2倍またはエッジサイズによって、新しい親タイルが生成されます。親タイルは完全に元のタイルに適合します。標準のウェブマップにおけるメルカトルのタイルは、メルカトル平面の2の累乗での正方形です。

Availability: 3.1.0

例: 国の1度グリッドの生成

グリッドは国の境界全体を埋めます。国に接触する四角形が欲しい場合には、ST_Intersects後にフィルタリングする必要があります。

WITH grid AS (
SELECT (ST_SquareGrid(1, ST_Transform(geom,4326))).*
FROM admin0 WHERE name = 'Canada'
)
  SELEcT ST_AsText(geom)
  FROM grid

例: 正方形内のポイントの数え上げ (細かくした単一のグリッドを使用)

正方形タイルのポイントのサマリを行うには、境界としてポイントの拡張を使った正方形グリッドを生成し、グリッドに空間的に結合します。推定範囲は実際の範囲と異なる場合があるのでご注意下さい。慎重に取り扱うようにし、最低でも確実にテーブルを解析して下さい。

SELECT COUNT(*), squares.geom
    FROM
    pointtable AS pts
    INNER JOIN
    ST_SquareGrid(
        1000,
        ST_SetSRID(ST_EstimatedExtent('pointtable', 'geom'), 3857)
    ) AS squares
    ON ST_Intersects(pts.geom, squares.geom)
    GROUP BY squares.geom

例: ポイントごとのグリッドの集合を使った正方形内のポイント数え上げ

これは最初の例と同じ結果になりますが、ポイント数が多くなると遅くなります。

SELECT COUNT(*), squares.geom
    FROM
    pointtable AS pts
    INNER JOIN
    ST_SquareGrid(
        1000,
       pts.geom
    ) AS squares
    ON ST_Intersects(pts.geom, squares.geom)
    GROUP BY squares.geom

関連情報

ST_TileEnvelope, ST_HexagonGrid , ST_EstimatedExtent , ST_SetSRID